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moto1 Pro 2010Machine

MOTO1とは

モトクロスとロードレースをMIXしたレースをスーパーモタードと呼ぶ。そのスーパーモタードレースの日本最高峰にあたるシリーズ戦の名称がMOTO1(モトワン 英文字表記は大文字)。 このスーパーモタードは「モトクロスチャンピオンとロードレースチャンピオンはいったいどちらが速いのか?」という、フランス人の素朴でムチャな疑問から生まれたバイクレースである。

MOTO1の魅力

ロードレースのスピード、そしてモトクロスの激しいジャンプ、そしてクルマのようなドリフト(バイクではスライドと言う)を観ることができる。転倒も多く順位の入れ替わりも激しいため、観る者を飽きさせない。レースに詳しくなくとも、誰が観ても楽しめるバイクレースである。生まれたきっかけがボーダレスで自由な発想であったためか、レース自体も自由でOPENな雰囲気があり、レースというよりイベントというような雰囲気も魅力。観戦はなるべく間近から観ることができるように配慮され、TVなどのメディア越しでは体験できない迫力を大切にしている。
X系のストリートスポーツの仲間と捉えられることも多く、その敷居の低さが人気を呼んでいる。米国ではX-GAMEにも取り入れられている(米国ではスーパーモトの名称)。
このレースは比較的狭いスペースでも開催が可能なため、サーキットではなく、街の中でも開催される。日本でも2008年の最終戦は東京のお台場で行われた。

コース設定とその走り

アスファルトセクション(ターマックと呼ぶこともある)80%、そこにダートセクション(グラベルとも)が20%加えられ、ダートセクションにはジャンプが設けられる。多くはアスファルトサーキットにダートセクションを付け加えたコースとなる。ダートセクションからアスファルトセクションに移るところでは、ダートがアスファルトに入り込み、非常にグリップが悪くなるため滑りやすくなる。ここを如何に攻略するかが大きなポイントになる。またヘアピンなどのコーナーでは、クルマのドリフトのような(スライドと呼ぶ)走りが観ることができる。この二輪によるスライド走行は非常にスリリング。多様な路面状況からなるタフなコース設定から、マシンが暴れやすい。ライダーはその暴れるマシンを上手くコントロールする必要があり、その姿は猛獣を操る現代のロデオのようでもある。

マシン

ダートセクションでのタイムアップとジャンプを飛ぶ必要から、マシンはオフロード用のレースマシンを使用。そこにロードレース用のワイドなハイグリップタイヤを履き、ハイスピードに対応させたサスペンションとブレーキシステムを使用する。本場欧州のメーカーは専用マシンでこのレースに参戦している(ハスクバーナ、アプリリア、KTMなど)。

クラス

全日本クラスをALL STARS(オールスター)、地方選をAREA(エリア)と呼ぶ。
ALL STARSは、3つのクラスに分けられる。
moto1Proクラス・・・エンジンが450cc(2stの場合は250ccまで)。MOTO1シリーズの最高峰であり、激戦のクラス。もっとも見応えのあるクラスでもある。レース時間も長く、主催者*によっては観せることにポイントを置いたこのクラス専用のコースが用意される。(*MOTO1は、開催地毎に主催者が変わる。全8戦、7人の主催者が存在する。面白く工夫されたレースを創ろうとする主催者、そうでない主催者とわかれるのも興味深いところ)
moto1オープン・・・450ccまでのクラスと450cc以上のクラスの混戦レース。moto1クラスへのステップアップクラス。
moto2クラス・・・250cc以下(レースマシン以外の一般公道用バイクを使用する場合は400ccまで可)のマシンで闘う。マシンが軽量であるため、moto1クラスとはまた違ったテクニックが必要と言われる。
Moto3クラス・・・AREAのみのクラス。レーサー以外の一般市販車をベースでなければならなく、エンジンは150ccから250ccまで。使用する車体がレーサーベースでないため、マシンの作り込みで差が出やすくそこでの技術開発からバトルが始まっている。参加性を高くしたクラスであるが、地域によっては激戦であり人気が高い。

MOTO1クラス図
レースは今大きな改革を必要としている。

支える者がいない(最も大きなスポンサーであったメーカーがステージからおりてしまった)。会場への観戦者が減っている。レースファンも減少の一途。
MOTO1は現状に対応するために、今までのレースとは違ったやり方で進もうとしている。一言で言うなら「ファン第一主義」。つまりファンを大切にしよう、ということ。スポンサーであったメーカーのために走るのではなく、観に来ていただいた、または応援していただいているファンの皆様に喜んでいただくために走る、ということ。
実はプロスポーツの本来の姿にもどり、そこから始めようという考えである。今はまだ小さなモータースポーツであるが、このMOTO1には大きな可能性がある。