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イベントスペースに設けられたコース = コースの間近かで観戦

この最終戦Round8はサーキットではなく広いアスファルト路面に造ったコースで行われる。そのためコースサイドまでお客様が入ることができるというメリットがある。『メディアで観るのではなく会場に行きたくなるコース、レースをお客様も体験できる』がコンセプトのラウンドとなっている。

また毎年微妙にコースの形が変わるのも特徴だ。今回はホームストレートが非常に長く、1コーナーは昨年以上の高速コーナーとなった。

そのなかでポールポジションを獲ったのは前ラウンドでチャンピオンを決めた#192佐合、セカンドグリッドは#1Yassy。この2人のみが1分12秒台に入れてきた(これがどれくらい速いかというと、open classのポールポジションのタイムは14秒後半)。今回もこの2人の戦いになるかと予想された。

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▲▲▲#192 佐合潔 / Honda CRF450R / ホンダ二輪市販車の走安を担当。CB1100のハンドリングは佐合選手が開発した。CB1100の高いコントロール性はそのためとも。▲▲#3 Ikki(森田一輝)/ Suzuki RMZ450 / モトクロスI-A出身。クラッチの魔術師と言われる。仙台在住。この春の地震の影響を受け、前半戦を欠場。今年そのライディングが大きく進化した。▲#5 三苫進(ミトマと読む)/ Yamaha YZ450F / 三苫と言えば「豪快なスライド」。高速域から一気にスライドにもっていくライディングには息をのむ。MOTO1 Ustream放送では、意外な一面を見せていてる。


#1Yassyの脱落。勝ったのは#192佐合

ホールショットは#192佐合、それに続いたのは#1Yassy、そして#3Ikki、#5三苫とつづく。#3Ikkiは2列目の6番手からすばらしいロケットスタートを決めこの位置を得ていた。

そのオープニングラップ、2番手#1Yassyが第2ダートのバンクでリヤタイヤをバンクから外しコースアウト、失速。何らかのトラブルが発生した様子で徐々にペースダウン、そのままリタイヤとなってしまう。

トップは依然と#192佐合。その佐合を追ったのは#3Ikkiと#5三苫。この2人は高速コースを得意とする。しかし#192佐合はその追撃を問題としない快調な走りでトップを走る。(余談だが、2011年の#192佐合はライディングスタイルを変えたように感じる。マシンによるのかどうかははっきりしないが、"舞うように走る"と言われるスムーズなライディングから、よりアグレッシブな、もしくはクイックなライディングに変わった)

レース中盤、トップは#192佐合のまま。しかし2位争いが激しくなる。5位を走る#4リュータがペースを上げ、#2Jawsを捕らえ4位にあがる。3コーナーから加速をあわせ、4コーナーでアウトに回り、その立ち上がりから5コーナーの進入で前に出た。見事なパスだ。その後もペースを上げ3位の#5三苫との差を一気に詰め始める。

Lap13、ついに#5三苫の背中を掴むと4コーナーでインに入り込むことに成功。しかし、#5三苫もなんとかマシンをかぶせインを締めリュータの進入をおさえる。激しいバトルとなる。

その#5三苫の前にいる2番手#3Ikki、トップ#192佐合との差をなかなか縮められない。一方、3位#5三苫は徐々にその差を縮め#3Ikkiへのアタック態勢に。が、後ろからは#4リュータがアタックを仕掛けてくる。#4リュータの追い上げで、この3人の2位争いが激しくなる。

しかしそれは突然収束する。第2ダート出口で#4リュータがエンジンストップ。素早いリカバリーでリスタートするが、この争いから脱落してしまう。

その間トップの佐合は快調にマシンを走らせる。予選時の黒いツナギではなく決勝のみ着用する白のツナギ姿がトップで力強く舞う。そしてそのままトップでチェッカー。最終戦を勝利で飾った。一度もそのポジションを脅かされることない完全な勝利だった。

2位は#3Ikki、3位には#5三苫がそのまま入った。



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▲#4リュータが#5三苫のインを狙う。しかし、三苫もスライドさせながらもインにマシンを運び込み、それを押さえる。この2人はイベントやスクール等で4st125ccマシンによるデモ走行を行うことも多い。このデモ走行は非常に高い技術によるものだ。今回もお互いのライディングがわかっているからこそ、また、信頼があるからこそのバトルかもしれない。


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1/ #192 佐合 潔 / Honda CRF450R / AKB racing & SAAI racing
2/ #3 Ikki 森田 / Suzuki RMZ450 / SRF SPORT & Highsidejunkies宮城
3/ #5 三苫 進 / Yamaha YZ450F / C.G. PHNTOM モトぼっちRR
4/ #4 リュータ金児 / Husqvarna SM450RR / チームレアルエキップ Husqvarna
5/ #7 小林好美 / Honda CRF450R / TE SPORT
6/ #6 池田孝弘 / KTM 350SX-F / KTMうず潮レーシング福山

 

 

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▲リアのスウィングアームをカットするのが最近のCRFの手法だ。この佐合のマシンにも施されている。リアフェンダーをカットしているため目立たないが。これによってリアタイヤによるクイックな旋回力が手に入る。その反面、スウィングアームが短いため、よじれが減る。それはシャープなマシンとなり、逆に言うなら許容範囲のせまいマシンとなる可能性もある。#192のマシンはリアホイールのみDIDのチューブレススポークホイールを履く。スポークホイールの特徴はそのしなりだ。


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▲#192Saai(佐合潔)このブラックのレーシングウェアはタイムアタックや予選ヒート用。決勝では同じデザインで白に変わる。▲#3Ikki(森田一輝)決勝でいきなり自己ベストを1秒縮め12秒台で走る。pro classのトップ達はレース中に理屈を超える何かをやってしまう。ここで上位に入るためには、そういうことができなければならない。▲#6Ikeda(池田孝宏)この450ccクラスを350で戦った一年。軽量さとパワーのバランスが良いのがこの350SXF。Rd5では表彰台にあがり、前ラウンドのKumamotoではチームメイトの大塚が最下位から6位に入る活躍を見せている。大きな可能性のあるマシンと言える。▲#5Mitoma(三苫進)身体を削りながら走っているように感じる三苫。今ラウンドは2度目の表彰台。すっかりYZの顔となった。▲#4Ryuta(リュータ金児)2011年シリーズランキング3位。若いが実は苦労人。下のクラスから一歩一歩上がってついにここまでやってきた。レース後「先は見えていたのに!なにやってんだ、おれ」と、ふがいない結果の自分にカツを入れていた。





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#24カズマ圧倒的な予選タイム。しかし勝ったのは#2ケンタロー

#24橋口カズマがタイムアタックですばらしいタイムをたたき出す。2位以下との差が2秒。誰もが#24カズマの圧勝かと予想した。

しかし現実はそう簡単ではなかった。1コーナーに誰よりも先に入ったのは、セカンドグリッドの#2ケンタロー。続いて#3森本、#6吉田となった。#24カズマはスタートをミス、6番手に落ちていた。しかし、『だからレースは面白い』。ここから#24カズマの猛追劇が始まった。ラップを重ねるごとに1人づつパスしていく。

先頭集団では2番手につけていた#3森本が最終コーナーでスリップダウン。素早いリスタートでなんとか4位にとどまる。しかしこの日の#3森本は非常に速かっただけに残念だ。代わってDRZ400の#6吉田が2番手にあがる。トップは 依然#2ケンタロー。後方から徐々に#24カズマがこのトップ集団に近づいていく。しかしレースが終わるまでに追いつけるのかどうか。レースは単に速いライダーを決めているわけではない。定められた時間もしくは周回数の中で、その順位を決めるスポーツだ。

2番手#6吉田はDRZ400。これはレーサーマシンではないが、400ccのトルクは250ccのレーサーの比ではない。立ち上がり初期の加速は250には手に負えない。また#6吉田はこのMotegiを得意としている。後ろについた#24カズマもなかなか捕らえることができない。第2ダートのバンクでインのラインを選び何度もアタックするが前に出ることができない。#6吉田もここはきっちりと押さえる。

残り3Lap、ついに#24橋口が#6吉田を第1ダートでパスに成功、2位にあがる。#24カズマは徐々に#2ケンタローとの差を詰める。#2ケンタローもシリーズチャンピオンの名にかけてもトップは譲らない。

ラストLap、これがラストチャンス。タイトなコーナーの続くインフィールドで#24カズマが#2ケンタローを狙う。が、速いだけではない、強さも持った#2ケンタローはなかなかチャンスを与えない。ダートセクションでは今度は#2ケンタローがその差を広げる。そして第2ダートのバンク、最後の望みをかけて#24カズマがインのラインヘ入る。

最終コーナーを最初に抜けたのは#2ケンタロー。最後の最後まですばらしい追撃を見せた#24橋口は2位。3位にはDRZ400の#6吉田選手が入った。



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▲▲▲この最終戦を勝利で終えた2011moto2 classチャンピオン#2ケンタロー+RMZ250。▲▲残り2Lap、トップ#2ケンタローの背中を掴む#24橋口カズマ。▲3位に入った#6吉田和司+DRZ400。このDRZ400の実力を証明しつづけてきたのがこの吉田と、チームのグライドライド。このレースを最後にMOTO1を走ることはできなくなる。



moto2 class result

1/ #2 ケンタロー大西 / Suzuki RMZ250 / SRF SPORT & 98%RACING
2/ #24 橋口一馬 / Kawasaki KX250F / D-GARAGE & BRAINS +MY Techno
3/ #6 吉田和司 / Suzuki DRZ400SM / グライドライドレーシング
4/ #5 久保晶 / Yamaha YZ250F / スレイプニイル レーシングチーム
5/ #3 森本圭 / Yamaha YZ250F / モトぼっち× DUNLOP
6/ #50 松本和資 / Husqvarna TE250 / アルタイヤ ハスクバーナ レーシング



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▲#2 Kentaro(ケンタロー大西)今シーズンは、怪我から復帰した父と2人で戦って来たケンタロー。と言っても、レース界によくある親子関係ではない。かわす言葉は少なくともお互いに理解しあえるレース仲間のように見えた。おめでとうございます。▲#5 Morimoto(森本圭)MOTO1 Ustream放送で人気上昇中のライダー森本。放送ではひょうきんな姿を見せる。3位を走行していたが、スリップダウンで順位を落とす。▲#56 Nakaki(中木亮輔)中木はロードレース出身。8耐でいろいろと話題の中心となり忙しい1だった。MOTO1は今年からだが、この最終戦で何かを掴んだようだ。来年を期待したい。

 



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moto2 classの#51五十住の初参戦初勝利。

勝ったのはmoto2 classから参戦した#51五十住。マシンは来年proクラスを走るために用意したCRF450R。初参戦、初勝利となった。(#51五十住はmoto2 classのシリーズポイントで上位に入っているため、昇格の権利がある)

ホールショットは#31赤峰リョータ。それを追ったのは#4天野と#51五十住、そして#300高山。シリーズポイントで現在トップの#35K'sトシはタイムアタックでミスをおかし、タイムが出せないままの2列目スタートとなっていた。

Lap5。乗れている#51五十住は、ついに#31リョータを捕らえトップに立つ。450ccのマシンで初めてのレースとなる#51五十住だが、とにかく速い。トップ#51五十住、2位#31リョータ、3位#4天野。MOTO1の未来を担う3人だ。

現在ポイントでトップの#35K'sトシは出遅れたまま、上位に上がってこれていない状況だ。

残り2Lap。一時は離されていた#31リョータが再度#51五十住の背後につく。得意のダートセクションで一気に距離をつめインに入る、しかし#51ズミもなんとかおさえこむ。五十住はかなり疲労が激しい様子。コーナリングで時折りバランスを崩すことも。

このバトルを制したのは初参戦の#51五十住。#31リョータも最後まで攻めたが惜しくも2位。その差はわずか。3位には#4天野拳が入った。

シリーズポイントを争っていた#35K'sト選手が8位で終わったため、#31赤峰リョータ選手がシリーズチャンピオンを獲得した。これで#4天野拳選手がランキング2位、3位は1ポイント差で#35K'sトシ選手となった。来年、この3人は自動昇格でmoto1 proにあがる。

今回の戦いの決着は一応ついたが、これからが本番。来年最高峰のクラスですばらしい戦いをみせてほしい。

 


 

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▲▲▲#51 Isozumi(五十住洋佑)初参戦、初勝利の#51五十住。今回は450ccマシンのテストという意味からなのか、終始リラックスしレースを楽しんでいた。ライディングはまだ荒いがそれで勝てるのはすごい。▲▲#31 Ryota(赤嶺涼太)今回2位に入りシリーズチャンピオンを決めた。こちらもAll Stars初参戦でチャンオピオンを獲得した。来年はpro classへ昇格する。KTMの顔としての活躍を期待する。▲#4 Amano(天野拳)今回3位に入り激戦のopen classでシリーズランキング2位を得る。来年は赤嶺リョータとともにpro classを走りる。この2人はハスクバーナ対KTMという点も見逃せない。▲#3 Kawasaki(川崎隆大)5位に入ったのは#3川崎。上記の2人においていかれた感じとなってしまった。来年に期待したい。


moto1 open class result

1/ #51 五十住洋佑 / Honda CRF250R / C.G.PHANTOM
2/ #31 赤嶺リョータ / KTM 450SMR / KTMうず潮レーシング福山
3/ #4 天野拳 / Husqvarna TC449 / Amanoya Husqvrna Racing with Moto West オメガ
4/ #12 古川和由 / Honda CRF450R / KAZU CRAFT★B&C AMSOIL
5/ #3 川崎タカ / Yamaha YZ450F / 川崎商店+MS五郎RACING
6/ #300 高山直人 / Honda CRF / Club Moto Roman

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▲#51 Isozumi(五十住洋佑)いつも明るい五十住。All Starsは今年から参戦。本来のmoto2 classでも優勝2回の好成績を上げランキング2位。右はファントムレーシング代表、溝口氏。溝口氏はすばらしいライダーを次から次へと育てている。▲#31 Ryota(赤嶺涼太)ときどき若い表情を見せるリョータ。沖縄出身。沖縄では負け知らずの天才少年だった。それが証明された1年だった。チャンピオン獲得、おめでとうございます。

 

 

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▲メカのエンディ氏と抱き合うIkki。これがラストレースになるのか。自身のブログで「来年は白紙」と書き込んだ。 モタードについて何もないところから始めたメンバーの一人がこのIkkiだ。走れるコースもなくマシンもなく、走り方もよくわからいなか、情熱と試行錯誤で創りあげここまできたモタードスポーツ。なかでも、いつでも紳士的でいつもまっすぐだったのがこのIkki選手だった。今年、またその走りを進化させたIKKi選手、来年もその姿が見たい。